毎年カミキリムシ被害にあうので、その対策を去年しました。1年経った今、どのような状態なのか?対策をしてから1年後の報告です。
去年の対策
2024年春、薔薇の根元をぐるりと園芸用ネットで巻き付けてカミキリムシ対策をしました。
我が家の薔薇の地植えのもの鉢植えのもので、ミニバラ以外は全てネットを巻いておきました。



去年の詳しい対策はこちらから。
園芸用ネットの問題点
園芸用ネットでカミキリムシ対策はかなり有効だと実感していますが、問題がありました!しかもとても大きな重大問題です。
根元から出てくる ”シュート” 問題
毎日見て回っているつもりでも、シュートはあっという間に伸びています。
気が付いてネットを外してあげたり、外すことができないものは邪魔なネット部分を切り取ってシュートが伸びやすいようにしてあげる必要があります。
うっかりすると芽がこんがらがって、うまい具合伸びることができなくなります。
せっかくのシュートがネットのために台無しになることは避けたいですから。

ネットの隙間問題
根元にしっかり巻き付けたはずのネットが、ずれていたりめくれていたりして隙間ができることがあります。
草取りをしたり、何かの拍子にそうなることがあるのでしょう。
もしかしたら茎1本づつにネットを巻いておくやり方をすると、このようなズレはおきにくいかもしれません。
私は2,3本まとめてネットを巻き付けていたのでよくなかったと反省しています。

2025年6月現在
やられた薔薇
”サハラ98” が枯れてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ
サハラは以前もカミキリムシにやられて瀕死だったものの、その時はシュートが出てきて見事に復活しました。
しかし今回は…ダメ見たいです…

4月見て回っていたときは特別変化は見られませんでした。
5月連休明けに3日ほど旅行に行って帰った後、葉っぱの色も大きさも妙に力がないことに気が付き、よく見たら根元に木くず発見!しかも2か所も!!!!
ネットがめくれ上がったところから木くずが出ているのがわかりました。根元から10センチもないくらいの場所、ネットがめくれた部分です。
急いで「カミキリムシ幼虫退治」をスプレーしましたが、どうも上手くいかなかったようです。

それ以外の薔薇
サハラ以外の薔薇は地植えのつる薔薇(つるローズうらら・カジノ・ローブリッター・カザンリク・ピエールドロンサール2本・フェリシア・スパニッシュビューティー・ロイヤルサンセット)、HT、鉢植えバラは全て被害にあうことなく元気に育っています。
鉢植えのネットは、シュートが出たため外したもの、強風で飛んで行ってしまったものもあり、春先からネットがないものがほとんどです。しかしカミキリの被害にはあっていません。



まとめ
これまで我が家でカミキリムシにやられた薔薇は、サハラ98とレオナルドダビンチだけです。
カミキリムシがよくいる(見つかる)薔薇は、ピエールドロンサール、カジノ、サハラ98です。ほかの薔薇で見かけることはありません。特に鉢植えの薔薇にいるところは見たことがありません。
また、茎が太くて長い間育てているクイーンエリザベスやプリンセスドゥモナコなどのHT(ハイブリッドティー)にもカミキリムシがいることはありません。
それらを考えると、カミキリムシは茎が太くてしっかりした背丈のあるつる薔薇を好む傾向がありそうです。(ロイヤルサンセットはなぜか例外ですが)
老木や弱った木を好むとも言いますが、我が家のピエールドロンサールはそろそろ30年近い木ですが、かじられてはいても枯れることは一度もありません。(ネットはしっかり巻いている)また、レオナルドダビンチは、2年目のとても元気のいい苗で直径1センチくらいのものでした。が、こちらはネットで防御する前にやられてしまいました。
これまでの経験でまとめてみると次の点を気を付けるしか方法はないようです。
- カミキリムシをよく見かける薔薇をみつけ、特に重点的に薔薇の状態を観察すること。
- ネットは根元近くまでしっかり巻いておき、その後の管理も必要に応じてまめに行う。
- 薔薇を元気な状態にしておく。
- 木くずを見つけたら、すぐに殺虫剤を噴霧する。
- 根元周辺をいつも確認できるようにきれいにしておく。

余談ですが、薔薇の調子がおかしいと思った時には挿し芽などをしておくこともおススメします。レオナルドダヴィンチの調子が悪くなった時には、挿し芽をして枯れた時のための準備をしていました。おかげで、その後再び同じ場所に植えなおすことができました。もちろん枯れなければそれが一番です。
カミキリムシ対策の参考のひとつになればと思います。
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