簡単にパールやビーズを付けることができるこれらの手動のプレス機は、1台あると何かと便利な器械です。
日本のメーカー「きよはら」さんから出ている「リベリーノ」と海外から購入した「セッティングマシーン」はどちらも使い勝手のいいものです。
どちらが使いやすいんだろう? どこか違う所があるのかな? 購入しようと思っていればなおさら気になるところがたくさんありますよね。
両方使ってみた私が忖度なしで比較してみました。
結論から言うと、私的にはどちらがいいということではなく、自分の目的や好みなどで決めるのが一番と言うことです。
どういう部分が違うのか?詳しく見ていきましょう。
セットの内容
セットの内容を確認してみましょう。
リベリーノ


リベリーノのパッケージはかわいくておしゃれです。
内容は、マシン本体・サイズに合わせたねじ式金具各1個・シリコンキャップ各2個・お試し用のパールとスパイク・取扱説明書です。スパイクとはパールを止める金具です。
お試し用のパールやスパイクが入っていて、日本語で丁寧に書かれた説明書があるのでとても分かりやすく、安心して使うことができます。
対応しているパールのサイズは5㎜・6㎜・8㎜・10㎜・12㎜です。
海外購入品

セット物があったので、こちらを買ってみました。(マシンの色は白や黒もあるようです)
パッケージは飾り気はないものの表を見るだけで内容物がよくわかるものです。

内容は、セット物なので比較にならないかもしれませんが、マシン本体・サイズに合わせたねじ式金具各1個・パーツ入れ2個・ピンセット・パールとスパイクセット・工具1本です。取扱説明書は箱の裏面に英語で書かれています。
海外購入品はマシンの単品売りからパール等が付いたセット物までいろんな販売形式があるようです。
対応しているパールのサイズは4㎜・5㎜・6㎜・8㎜・10㎜です。
マシンの違い
それぞれのマシンの仕様について調べてみました。
寸法と重さ


マシンの寸法は若干リベリーノの方が大きく、持った感じもちょっと重たいなと思いました。
重量はリベリーノ=424g、海外製品=268g でした。
マシンの仕様



並べてみると違いがわかりますね。
特に大きく違う所は①です。リベリーノは、途中に溝があります。

リベリーノは、ねじ式金具を外すと①部分が飛んで外れてしまいます。(写真:部品が外れた所)ねじ式金具のサイズを変える時は、ぼんやりしてるとバネがどこに飛んだかわからなくなるので要注意です!
海外購入品は通常取っ手が本体に接している(ストッパーになっている)ので、部品が外れることはありません。
②は金具(スパイクまたはリベットと言います)を入れるところですが、入れる部分の大きさは一緒ですが、海外購入品の方は受ける金具があってしっかりしているように思えます。


上から見ると、リベリーノはかわいいロゴが入っています。
下から見ると、台座の位置が微妙に違います。作業する時の安定感が若干の違いを感じます。
また、海外購入品はスパイクの受け皿になっている部分に金具六角レンチでの穴がありますが、リベリーノに穴はありません。部品の交換ができるのは海外購入品です。(交換部品が別途販売されているかはわかりませんが)
使い方
使い方には違いがあります。どういう違いがあるのでしょう?
海外購入品

パーツに合わせたねじ式金具を取り付けます。手で回らなくなるまで取り付けます。
パールなどの球体を取り付ける時は必ずシリコンキャップを付けておきます。
球体以外のものを取り付ける時はシリコンキャップは外して使います。

スパイクを下部の穴にセットします。
スパイクは足が付いている方を上にします。
小さい部品なのでピンセットを使うと作業がスムーズです。必要分のスパイクを小さなトレイですくっておくのも効率的です。


パール飾りを施したい場所に布を置き、ハンドルを握るとパールが布にくっつきます。

ハンドルを離すと布がパールの方に持ちあがることもありますので、そっとパールをシリコンキャップから外すとパールがくっついています。完成です。裏は小さな金具が見えます。


リベリーノ

ねじ式金具を取り付け、スパイクを下穴に入れるのは、海外製品と全く同じやり方です。
ただ、ハンドルは握っても動きません。
写真の部分までしか動きません。これ以上ハンドルは上に上がりません。

リベリーノは、親指でバネのあるレバーを抑えながらハンドルを握るとハンドルが動くようになっています。
親指がとても重要な働きになります。指が短くやや支障のある私は、親指を使って作業するのが厳しいなと思いました。
ハンドルが動く場所までハンドルを握ると、スパイクを入れる所までかなり近くなります。
生地をセットしていてもハンドルを握ったりしているうちに生地がずれてしまったりするので、生地を左手だけでセットしなおさなくてはなりません。これは慣れてくるとスムーズにできることかもしれませんね。

右手は握ったままで生地をセットして、親指でレバーを抑えながら取り付けたい場所まで下げ、赤いハンドルを握ります。
ハンドルを離すと、パールが生地にくっつきました。これをそっと外すと完成です。

このようにきれいにパールが付きました。裏側も小さな金具があります。


パール以外のパーツ

リベリーノを扱う清原さんでは上品でとても素敵なパーツが発売されています。これらは球体でないのでシリコンキャップを外して、これらのパーツは生地の上に置いて、ハンドルを握ってプレスするようにして使います。

清原さんから販売されているものは、ねじ式金具のサイズがパーツのごとに表記があるので、指示に合わせて安心して使用できます。

海外製のパーツも取り寄せてみました。
色とりどりの派手な色合いのものが多いですが、使い方によってはかわいらしく使えるものになりそうです。
ただ、パーツが何㎜の金具を使えばよいのか?試しながら使うことになりそうです。
当然ながら、パーツの使い方や取説などは何もありません。わかるよね?が前提の海外製品です。おそらく後ろの中心部分の大きさ(ちょっと出ている部分)で判断するとは思いますが。
共通点
2つのマシンは若干のサイズは違うものの同じような仕組みになっています。共通点もまとめてみました。
対応できる布の厚さ
スパイク(リベット)の足の長さが2㎜を切るほどしかないので2㎜以下の布にのみ対応できるようになっています。飾りのパーツの大きさは関係ありません。
ねじ式金具とスパイク(リベット)
ねじ式金具とスパイク(リベット)はリベリーノも海外購入品も同じ仕様なので共用できます。それぞれに販売されている装飾品のパーツはどちらのマシンでも使えます。
使用できる生地と使用できない生地
使用できる生地は、綿・サテン・薄手の合皮など生地の目が詰まっているものです。スパイクが通るものしか使えません。
使用できない生地は、ニット・厚手の生地など目が粗いものや2㎜以上の布です。スパイクが付けられなかったり、外れたりすることがあります。伸縮性のあるものは試してみることが必要です。
また、薄すぎる生地は生地が破れてしまうことがありますので、これも試すことが大事です。
生地によっては、裏面に接着芯を貼るなどして対処できる場合もあります。
まとめ
リベリーノと海外購入製品の違いは分かったでしょうか?
どちらも良い点と悪い点があると思います。また、使う人によっても感じ方は様々だと思います。
私が思うそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
リベリーノ メリット
- 日本語の取説があり、わかりやすい
- 12㎜の大きなパールが使える
- 子供が扱っても手を挟む心配がない
- パーツがおしゃれで使い方もわかりやすい
海外購入製品 メリット
- 4㎜の小さなパールが使える
- 使い方が簡単
- リベリーノに比べるとコスパがよい
- パーツの種類が多い
リベリーノ デメリット
- 使い方にコツがいる
- 海外輸入品に比べるとコスパが悪い
- 小さいパールが使えない(5㎜以下)
- やや重さがある
海外購入製品 デメリット
- 輸入のため購入にリスクがある
- 取説が英語で詳しくない
- 子供がうっかり使うと指を挟む可能性がある
- 大きなパールが使えない(12㎜以上)
- 別売りパーツで使うネジ式金具のサイズがわかりにくい
どちらも《パールを簡単に取り付けよう》と言う目的は同じものです。
また使い方も多少の違いはありますが、どちら共に初めてでも十分に使えて楽しめるマシンです。
自分のアイデアで普段の服から帽子、アクセサリーからドレスや靴に至るまでなんにでも使えて、使うことも楽しめるセッティングマシン。私の中では久しぶりのヒット商品との出会いです。
これらの2つのマシンは、先に述べた通りどちらがいい商品と言うことではなく、使う人の好みや使い方や目的などで選ぶのが一番だと思います。メリット・デメリットで検討するのもいいかもしれません。
購入を検討されている皆さんの何かの参考になれば嬉しく思います。
リベリーノを使って作ってみた作品作りの参考とヒントはこちらからどうぞ。



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