薔薇好きの皆さん、最近薔薇の調子が良くない、花つきが悪いということはありませんか?
実は私のアンジェラがそんな状況になっていて、いろいろ調べて見た結果、癌腫病にかかっていることがわかりました。。。。。ショック!!
アンジェラを救うべくいろいろ調べた結果、癌腫病の感染を広げないために押さえるべきポイントがあることがわかったので備忘録としてまとめてみました。
アンジェラはどんな状況だった?
私の薔薇人生の始まりだったアンジェラが癌腫病になりました。 20数年前から育てていた薔薇です。
アンジェラはとても強くて花付きもよく、初心者にはぴったりのものだと知り、初めての薔薇はアンジェラにしたわけです。
ある時、株元がなんだかボコボコしているなと気付き、色々と調べた結果癌腫病ではないかということがわかりました。
そもそも癌腫病ってなに?
調べて見ると、土の中にある病原菌が、木の根の傷などから内部に入って感染して、「できもの(がんしゅ)」を作るというものです。 この病原菌は、世界中のどんな土にも存在しているもので、いつどの薔薇に出てもおかしくない病気だそうです。
癌腫病になる薔薇、ならない薔薇はある?
薔薇の品種によってなりやすい、なりにくいということはなさそうです。
しっかり栄養があって、健康な土で育っている元気のいい薔薇はかかりにくいということ、スカスカの痩せた土、固い土で育っている薔薇ほど癌腫病にかかりやすいということのようです。
思えば、子育てて忙しく日々を送っていた頃は、ほっていてもそれなりに花がついていたので、それに甘えていました。 しっかり肥料をやったり、季節に合わせた手入れをほとんどしていない時期が続いていました。
復活させるためしたこと
まずはアンジェラを掘り起こしてみました。
我が家の土は10センチも掘ると粘土質になっていて、石や固い粘土のために、アンジェラの根は左右に伸びてアプローチのセメントの下に潜り込んでいました。
やっと掘り起こしてびっくり!根っこには、あちこちに癌腫がびっしりついていました。
癌腫はそれを取ってやりながら育てることもできるということだったので、再生させるために掘り起こしたわけですが、癌腫の広がりを見ると、かなり難しいレベルのようでした。
とりあえず、水で根を洗って、綺麗にしてからこぶを取ろうと思いましたが、ひどい!!ほぼほぼ全ての根がやられていました。これでは栄養を吸い上げられないのも納得。 花つきが悪くなるのも仕方ないことでした。ましてやシュートなど望めないわけです。
掘り出した土は、ひたすらふるいにかけました。
取り残した根っこの除去と、薔薇の根が土の中の石で傷ついたりするのも癌腫病につながるようなので、石も綺麗に取り除きました。
ここで掘り起こした土は、消毒のためとりあえず影響のないところへ移動します。
跡地は、新たに新しい土で土作りから始めます。
掘り起こした跡地は、まずは消毒をしなければなりません。
沸騰したお湯をたっぷりかけて、しっかり熱湯消毒します。
粘土質なので、たまったお湯がなかなか引きません。
本当は粘土質部分も掘り起こしたほうがいいのでしょうが、固くて固くてどうしてもできないし、そこそこ深くは掘ったので先に進みます。
掘り起こした土の量は、小さなスペースなのにたっぷりありました。
さすがにこれを熱湯で。。。というわけにはいかないのでビニール袋に小分けして、天日で加熱する方法で考えています。
写真中央の袋の中は、ふるいをかけ選別した石や小枝や癌腫の一部が入っています。(汗)
アンジェラの復活は諦めました
復活を望んで掘り起こしたアンジェラでしたが、癌腫病の広がりがひどくて手の施しようがなく、結局処分することにしました。 少しの望みをかけて、挿し芽をしました。この挿し芽が無事に発根してくれたらいいのですが。。。
まとめ
- 今回は手遅れで復活はなりませんでしたが、まずは病気にならないように、日頃から健康な土つくりをしていくことと、些細な変化も見逃さないように可愛がってあげることに限ると思いました。
- 不幸にも癌腫病が発生した時は、軽い場合はできるだけ除去しますが、取りきれない場合は見切りをつけ、跡地、使用した道具の徹底した消毒の後、土の入れ替えをします。
人間も薔薇も同じことですね。今後はアンジェラのような思いをさせないように、薔薇を育てていきたいと思います。
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