いつか行ってみたいスペイン。島の写真を眺めていたらカンポ・デ・クリプターナの風車を作りたくなりました。
夢が実現するまでに、こうやって楽しむのもありではないでしょうか?
早速その過程をご紹介します。
作る前に
まずはどのくらいの大きさにするか。
大まかな図面を方眼紙に書き出します。手持ちのスタイロフォームの厚みを考えて丁度いいサイズを自分で設計します。
構想とサイズが決まったら実践に入ります。

スタイロフォームのカット
図面で計算した通りに、サイズと数を間違わないように、スタイロフォームにこれから切るラインを描いていきます。
スタイロフォームが無駄にならないように配置するのが大事ですが、切ったときの切り代を考えなくてはいけません。キツキツに配置するとサイズが小さくなりますから。
写真はキツキツにラインを書いていますが、これでカットしても大丈夫なサイズにしています。

大きなスタイロフォオームは、最初に大まかにカットし、その後一つ一つ丁寧にカットしていきます。
私はカッターを使わず、電熱線を使ってカットしていきます。こちらの電熱線は夫の手作りです。
電熱線を使うと細かなゴミが出ない上、手軽にカットできるのでかなり重宝しています。
ただ、モタモタしてると熱でスタイロが溶けていきますのでそこは要注意です。

土台作り
カットしたスタイロフォームを組み立てて土台を作ります。発泡スチロール用のボンドはすぐに乾くのでいいのですが、御値段が高いので木工ボンドを使って気長に乾かしています。
屋根は、カッターで削って形を整えました。
窓や扉の部分は、予めカッターで切り取って穴を作っておきます。
上からモルタルを塗るので、穴はひと回り小さくなります。モルタル塗りで穴を大きくはできないので、大きさは考えておかなくてはいけません。

小物作り
風車に欠かせないのは、風車の羽です。
建物に対してどの程度の大きさなのか?
ちゃんと写真で確認してから大きさをきめました。
羽の土台は丸棒をカットして、4つの羽の軸は竹串を使いました。
4つの羽が土台の丸棒に直角に配置するように気をつけてピンバイスで穴を開けました。

竹串に色を塗って、羽をつけてみるとめっちゃいい感じになりました。
イメージ通り、設計図通りのカンポ・デ・クリプターナの風車になりそうです。
あとはいつもの工程。
下地材を塗って、モルタルを塗って色を付けて・・・それなりに時間の掛かる工程です。
さてどんな風車になったでしょう?

カンポ・デ・クリプターナの風車
白い壁(ちょっと薄汚れた)&トタンのような屋根や錆びた銅のような色の屋根。
建物の上部にある小さな窓などもだいたいイメージに近い風車になりました。
緑の中に置くととっても可愛いものになりました。いかがでしょうか?


カンポ・デ・クリプターナの風車を完成させたら、また作りたいものがでてきました。
楽しいモルタルクラフト、みなさんも是非挑戦してみませんか?
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